フォローアップマーケティングとは?

一度問い合わせてきたお客様や、展示会で名刺交換をした見込み客、過去に取引のあったお客様に対して継続的に情報を届けて関係を深める仕組みのことです。たとえば、展示会で「また相談しますね」と言われたのに、その後連絡が来なかった経験ありませんか?そのまま放置してしまうと他社に依頼して終わりです。
でも、数週間後に「先日はありがとうございました。あのときの資料を動画でまとめました。ご覧いただければと思います」とメールが来たらどうでしょう?
たったそれだけで「ああ、この会社は丁寧だな」「ちょっと相談してみようか」と、気持ちが動くかもしれません。
町工場こそ、フォローアップが効果的な理由

町工場の多くは、「ウチは技術力で勝負しているから営業は苦手」「紹介頼みでなんとかやっている」という傾向があります。
しかし、技術力が高くても「忘れられたら終わり」です。フォローアップとは、“忘れられない仕組み”をつくることでもあります。
特にこんな企業におすすめです:
・見積依頼は来るが、その後音沙汰がない
・展示会に出ても、あとが続かない
・新規を増やしたいが、営業に人手を割けない
・過去のお客様に、また声をかけてほしい
フォローアップの具体的な施策例

・ステップメール お礼メール → 実績紹介 → 技術紹介 → 提案 → 個別相談へ誘導
・動画メール 言葉では伝わりにくい技術や加工内容
・ニュースレター 毎月1回、「最近の製造事例」や「Q&A」を送付し、定期接触を継続
・再アプローチ電話 数ヶ月後に電話で「その後いかがですか?」と状況を伺う
・お役立ち資料送付 技術解説や改善事例の小冊子などをPDFや印刷物で送付
まとめ:フォローアップは「売り込み」ではなく「思い出してもらうこと」
町工場にとって、フォローアップは営業活動の延長ではなく、「信頼関係を深める仕組み」です。
派手なことをしなくても、必要なタイミングで思い出してもらえるようにしておく。それだけで商談につながる確率は大きく上がります。
